貸別荘バケーションレンタルを始める事業者に守って欲しいインターネット集客10のポイント

これから貸別荘バケーションレンタルを始める事業者にとって、宿泊予約の90%を占めるインターネット集客は事業の成否を決める最重要ポイント、経営者自らが力を入れて取り組む分野であり、「担当者任せ、代理店任せ」「予約サイトに掲載して完了」では無策に等しく、成果が見込ません。
そこでこの記事では、事業者に守って欲しいインターネット集客で成功する上での10の鉄則をまとめています。
マーケティング特化企業、株式会社ブッキングリゾートが運営する掲載料無料、完全成果報酬の集客サイト「リゾートグランピングドットコム」。
貸別荘バケーションレンタルやグランピングなど簡易宿泊所の集客において、2022年1月~2022年12月の1年間で約83億円の取り扱い実績を誇る国内屈指の専門企業です。

貸別荘バケーションレンタル施設ではウェブ集客の巧拙が事業の存続にも関わるといって過言ではありません。
インターネット集客において大切にしたい10のポイントをまとめました。

インターネット集客のポイント① スマートフォン対応

集客サイト「リゾートグランピングドットコム」においてもサイトへのトラフィック量はパソコンより、スマートフォンが多くなっています。
スマートフォンで何でも調べることが習慣となっている若い世代の集客を考える上で、スマホ対応は絶対に取組必要な課題です。

サイト制作の打ち合わせや、成果物の確認をパソコンで行う事業者、ウェブデザイナーを散見しますが、私から見ればユーザー目線に立っていないように感じます。
特に年配の経営者の中には、普段の情報収集にパソコンを使う方がいますが、これも昨今のトレンドからズレています。字が小さく見づらくても、スマホを使う事に慣れて下さい。

スマホ普及前に事業を開始した事業者の中には、いまだにスマートフォン対応ができていないようなサイトは逆宣伝効果となるため、早急にリニューアルが必要です。

インターネット集客のポイント② SNS対応

貸別荘バケーションレンタルのネット集客にSNSは有効です。
一方で、SNSを活用して成果をあげるのは並大抵な事でなく、フォロワー数が1万人を超えるようなSNS運用力に長けた個人や企業でない限り、俄か仕込みでやっても成功しないばかりか、無駄に時間と労力を浪費するだけです。
またインフルエンサー云々の話も聞きますが、高い費用を払って紹介をしてもらっても、一時的にアクセスは増えますが、それが継続的な成果にはつながりません。

SNSはアカウント運用ではなく、広告出稿がコストパフォーマンスも良くて、お薦めです。
ブッキングリゾートでも、毎月インスタグラムに広告予算を重点的に配分し、集客効果をあげています。

インターネット集客のポイント③ SEO対応(検索エンジン対策)

ブッキングリゾートでは、本サイトはもちろん、サテライトサイトを複数運営しSEO対策を実施しています。グーグルの検索アルゴリズムの性質上、上位獲得が難しいキーワードもあり、複数のウェブサイトの運用が貸別荘バケーションレンタルのネット集客には有効と考えています。

インターネット集客のポイント④ スムーズな予約獲得導線

ブッキングリゾートでは、獲得したアクセスを実際の予約獲得に結びつけるため、サイト改善を日々行っています。
現状、国内には多くの宿泊予約システムがあり、中には大変予約がとりづらいシステムもあります。
予約獲得導線の所で利用者に手間取らせると、チャンスロスが発生することになりますので、宿泊予約システムの選択も重要です。

空室を視覚的にすぐ見つけられるカレンダー機能や、施設紹介からすぐ予約ページに遷移できる導線確保など、基本的な点はもちろん、プラン数のコントロールやメンテナンスがウェブ集客には不可欠です。

インターネット集客のポイント⑤ 顧客ニーズを反映

結局のところ、小手先のテクニックを駆使しても、予約獲得につながりません。
貸別荘バケーションレンタルをはじめ、観光系の宿泊業態はシーズンごとに予約獲得のポイントが変化する業界です。

ウェブのテクニックに長けていても、顧客に響かない内容を掲載していたのでは、予約にはつながらないわけです。

年中同じプランが掲載されている、真冬の集客に夏の写真を使っている貸別荘バケーションレンタル施設も存在します。
貸別荘バケーションレンタルにとって、特に冬の閑散期の集客は重要です。
冬のコンテンツで自社提供できるものを整理し、ウェブサイトに反映しましょう。

サイトをタイムリーに更新する体制を作ることが今後は益々重要になっていきます。
サイト制作や更新を外部に任せている場合、反映に時間がかかり、チャンスロスも発生しかねません。
理想を言えば、簡単な更新や修正は社内で行える体制を作っておきましょう。
サイト制作会社の中には、初期の制作費を抑えて受注を取り、更新やメンテナンスで稼ぐ企業があります。このような企業の場合、事業者側に更新権限を与えない場合もあるので、表面的な制作費に惑わされない事です。

インターネット集客のポイント⑥ 予約に結び付く画像と動画が不可欠

キレイでオシャレな画像、動画は予約獲得のために、とても重要です。
空撮画像や動画は特に重要で、ユーザーを惹きつければ、集客にかなり有利に働きます。

またスマホ対応と重なりますが、パソコンから見やすい画像と、スマホで見やすい画像は違いますので、これも注意が必要です。

ブッキングリゾートでは、四季に応じたプランの設定や画像・動画などのウェブ素材の作成をフォローしています。
また貸別荘バケーションレンタルの新規開発の際も、どんな画像や動画を撮って集客するのかをイメージしつつ、立地選定や設計プランニングを練ることが重要です。

インターネット集客のポイント⑦ まとめサイトへのアプローチ

近年、成長著しい貸別荘バケーションレンタル業界。
メディアを運営している企業も、膨大な数の貸別荘バケーションレンタルのまとめ記事をネット上に掲載しています。

ブッキングリゾートでは、このようなメディアからのアクセス流入増に常に取り組んでいます。
具体的には、各ウェブメディアが強いジャンルやキーワードを分析、依頼内容をアレンジしながら個別にアプローチを行うという地道な活動です。
アプローチがうまくいった場合は被リンクをつけてもらえるケースが多々あり、自社サイトの強化につながるメリットもあります。

弊社グループでは、貸別荘やグランピング分野のまとめサイトを自社制作しており、多方面からのアクセスを獲得しています。

インターネット集客のポイント⑧ 施設名をネット上に拡散させる

貸別荘バケーションレンタル施設の場合、じゃらんや楽天トラベル等の大手OTAからの集客は想像以上に厳しいものになるとみて間違いありません。

この傾向は観光地としての知名度が低い施設でより顕著となります。
大手OTAには、固定ユーザー(会員登録者)が多数います。
その点は魅力ですが、ユーザーの多くは、エリアから施設を探すという行動をとりますし、OTA自体もそのようなサイト構造になっています。

有名観光地ではないエリアの場合、検索するユーザーの絶対数が少なく、このようなロケーションの貸別荘バケーションレンタル施設を掲載しても、ほぼページビューは無いでしょう。

したがって、貸別荘バケーションレンタル施設は、とにかく施設の名前を売り込む以外に方法はありません。
具体的な方法としてはウェブ広告、テレビのようなマスメディアでの告知となるでしょう。

しかし、ユーザーは施設名を正確に記憶することは少なく、「貸別荘+地名」や「バケーションレンタル+地名」という曖昧なキーワードで検索をします。
このような理由から「地名+貸別荘」・「バケーションレンタル+地名」で検索順位の上位に表示させることが重要となります。

インターネット集客のポイント⑨ ネットとテレビの連動

最近はインターネット企業がテレビCMを実施しているケースも目立っています。テレビを見ながらスマートフォンを操作する人が多く、視聴者はCMを見てサイトにアクセスする行動パターンが明らかになっています。

当社グループでは、2019年6月に関西圏で約600GRPのCMを放映しました。
CM放映期間のWEBサイトのアクセス数はかなり伸びました。
大きな成果を得られたため、2019年以降も毎年、テレビCMを実施しており、近年は関西圏に加え、関東圏・中国地方・東海地方・九州地方でもテレビCMに取り組んでいます。テレビ取材もCMと同様、番組を見たユーザーが検索しそうなキーワードへの対策がとても重要です。

当社グループでは、2017年~2019年の2年間で約40回のテレビ取材を受けていますが、取材を受けた際の対策として、膨大なアクセスに対応するためのサーバー強化、リスティング広告などを実施しています。

インターネット集客のポイント⑩ ネット集客は提携の時代と捉える

インターネット広告の技術革新は、日進月歩です。
時代が進むにつれ、広告や検索エンジン対策の領域は広がり、最近ではMEO、動画広告、アフィリエイト、など各領域が複雑化、高度化しています。

宿泊業界であれば、メタサーチなど大手OTAから広告費をもらって事業をする企業も登場しています。
単体企業がこの流れにキャッチアップしていくのは至難の業です。大手IT企業でも、特定分野に経営資源を集中し、他のIT企業と協業する時代です。

ウェブ集客も自社で対応する領域を無理のない範囲に決め、サービス面や商品に磨きをかけていくという選択も必要ではないでしょうか。

ブッキングリゾートでは、貸別荘・バケーションレンタルを中心とした観光系の宿泊業態に特化しています。
巨大なサイトを作り、アクセスを集める大手OTAの手法とは異なるスタイルです。個々の施設の特徴やセールスポイントを掲載施設様と一緒に考えだし、PRしていく地道なスタイルですが、掲載企業・エンドユーザー・当社の三方良しの方向性はこれしかないと信じています。

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